福岡高校
福岡高校は、福岡市博多区堅粕にある県立高校です。福岡の御三家(福岡高校、修猷館高校、筑紫丘高校)のひとつです。校舎は年季が入っており、とても趣深い印象を受けます。伝統のある学校で文武両道、自由な校風であると思います。体育祭にも力を入れており、開催側の学生達の盛り上がりはもちろんのこと、たくさんの外部の方が観覧に来られます。部活動ではラグビー部が伝統もあり強く、花園に出場したこともあります。伝統の応援団は、存在感、迫力ともに満点です。卒業生は、そのほとんどが大学へ進学するのですが、ひと学年400人の内、4分の1弱が国立の九州大学へ進学します。東京大学と京都大学への進学者も数名います。部活に打ち込んで現役合格できなかった面々は、晴れて4年生となるわけです。4年生とは、どういうことかと言いますと、福高研修学園(ふっこうけんしゅうがくえん)という予備校が学食の上の2,3階にあり、研修学園に通う予備校生は4年生として位置付けられています。部活に向けていた熱意を今度こそ勉学に向けることで、大半の人が志望校に合格します。その福高研修学園も数年前に閉園しました。閉園理由は時代の流れでしょうか。一般的な予備校の学費とくらべると、学費が半額程度だったと記憶しています。学食と福高研修学園の跡地は、居酒屋の竹乃屋が監修した今時の食堂へと変わっています。卒業生には名だたる方がいらっしゃいます。彫刻家の外尾悦郎氏や医師の故中村哲氏は有名所でしょう。校舎の中庭部分は、外尾悦郎氏のデザインで作られたという話も聞きたことがあります。上記のように著名な方々が卒業生にいるのですが、先生方から言われるのは、「福高を誇るな福高から誇られる人間になれ。」ということです。先生方の個性も豊かです。伝統があり生徒の自主性を重んじる学校で、かけがえのない友達もできます。高校受験は大変ですが、福岡高校に入学できることをお祈りいたします。