高校・高専情報
高校生の支出
高校生の学校生活以外でかかる支出はどんなものがあるかに注目してみます。大学進学や社会に出るための勉強となるものも必要です。また、趣味や興味は中学時代までより広範囲のものに目が向けられるようになり、携帯電話など友人関係で必要となるものや衣服にかかるお金も多くなります。
塾など学校外で必要な学習費

予習や復習などのための物品・図書費といった家庭で必要な費用や、学習塾や習い事にかかる費用など、学校生活以外での学習費(学校外活動費)も必要となります。これらは大学進学や充実した高校生活を送るため、また知識などを身に着けて成長する過程には欠かすことができないものです。この費用でも、公立より私立の高校の場合にかかる費用が高くなる傾向が見られます。
主な学校外活動費
文部科学省「平成22年度子どもの学習費調査」による、学費以外の学校外活動費用を公立高校、私立高校別にまとめてみました。
公立高校の場合の主な学校外活動費
- 家庭内学習費 19,165円
- 学習塾費 77,025円
- 家庭教師費など 17,192円
- 芸術文化活動 12,208円
- スポーツ・レクリエーション活動 5,709円
- 教養・そのほか 10,771円
私立高校の場合の主な学校外活動費
- 家庭内学習費 20,949円
- 学習塾費 117,120円
- 家庭教師費など 32,557円
- 芸術文化活動 17,025円
- スポーツ・レクリエーション活動 10,483円
- 教養・そのほか 17,810円
高校生の生活費
高校生はまだ自宅から通学することが多いので、住居費や水道光熱費は保護者の負担となります。但し、友人と学校帰りに食事したり、趣味のものを買ったり、携帯電話の通信料などの費用が必要となります。
高校生のおこづかい
金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度」によると、高校生の9割弱がおこづかいをもらっているといいます。その額は、1ヵ月の平均で5,305円となっています。おこづかいとしては、月に決まった額をもらう以外に、家の手伝いをしたときや、友人との遊びのためなど、臨時でもらう場合もあるようです。
高校生のおこづかいの使い道
1位:おやつなどの飲食物
2位:友達との外食・軽食代
3位:休日に遊びに行く交通費
4位:小説や雑誌
5位:昼食
出典:金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第2回)平成22年度
高校生の携帯電話の料金
現在、高校生になるとほとんどが自分用の携帯電話を持っています。通話やメールを通して友人とのコミュニケーションツールに、またインターネットで調べものをしたりゲームで遊んだりと、欠かせないものとなっています。金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第2回)平成22年度」によると、高校生の携帯電話の毎月の利用料金は5,000~10,000円未満が最も多いという結果に。また、そのうち高校生が自分で支払っている額は2,000円未満が最も多くなっています。現代の高校生の支出において、携帯電話の料金は大きな割合を占めるものでもあります。
高校生のファッション代
高校生になると、よりファッションに興味を持つようになります。おこづかいを貯めるなどして高校生自身がやりくりしながら購入する場合もありますが、高校生までは保護者がほとんどを負担していることも多いです。最近では、流行を取り入れた低価格のファストファッションブランドが増えており、それを上手に利用しながらおしゃれを楽しんでいます。