高校情報
高専のクラブ活動
中学校や高校と同様に、高専にもクラブ活動があります。高専で過ごす5年間は、生徒らの人格の形成にとって非常に大切な時期でもあります。心と体をバランス良く成長させるために、日々の勉強だけでなく、体力・精神力・忍耐力などを鍛える課外活動も非常に大切だと言えるでしょう。ここでは、高専生活におけるクラブ活動について見ていきましょう。ひとりひとりが充実した学生生活を送るために、クラブ活動の整備は重要な役割を果たしているのかもしれません。
体育系・文科系の様々なクラブ活動

一般的に高専のクラブ活動は、中学校や高校における部活動とほぼ同等の位置づけです。学生らは各々の好みと適正に応じて、自分に合ったクラブ活動に入部し、意欲的に活動します。2つ以上のキャンパスを持つ高専では、キャンパスごとにクラブ活動が設定されている場合もあり、その点においては、大学のクラブ活動とやや似た一面もあるのかもしれません。
進路により異なる活動期間
卒業後に大学への編入学を目指している学生は、4年生の夏ごろにクラブ活動を引退する人が多いようです。一般受験で大学入学を目指している人も、早めにクラブ活動を引退するケースが大半です。推薦による編入学を目指す人は、5年生まで活動を続ける学生も多いと言われています。卒業後に就職を希望している学生も、5年生までクラブ活動を継続する人が多いようです。このように、卒業後の進路が顕著にクラブ活動の引退時期に表れるのは高専ならではでしょう。
高専の大会と発表会
体育系クラブの大舞台として、地区ごとの体育大会があります。地区の激戦を勝ち抜くと、全国体育大会に進むことができます。また、3年生以下の学生は、高校総体(インターハイ)、高校野球、高校駅伝、春高バレーなどに参加するチャンスも用意されています。文化系クラブでは、吹奏楽部による演奏会はもちろん、プログラミングコンテストやロボットコンテストなどのコンテストに参加する高専も多数あります。高専大会もしくは高校大会、どちらに重点を置いて参加するかは、各高専やクラブ活動ごとに異なるようです。
高専のクラブ活動の一例
以下は高専における体育系クラブ、文化系クラブの一例です。なかには珍しいスポーツを行なえる学校があったり、この他に各自で同好会を作っているところもあったりするようです。また、ロボット研究クラブなどは、高専ならではのクラブ活動だと言えるでしょう。工作機械やCADなどの設備に恵まれているため、本格的な活動が可能になります。クラブ活動で「ものづくり」に力を入れている高専は、比較的多いようです。
体育部門
- 陸上競技部
- バドミントン部
- 硬式野球部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バスケットボール部
- ワンダーフォーゲル部
- 柔道部
- 剣道部
- バレーボール部
- 弓道部
- 卓球部
- 空手道部
- ハンドボール部
- サッカー部
- ラグビー部
- 水泳部
- 女子バレーボール部
文化部門
- 文芸クラブ
- 音楽クラブ
- 写真クラブ
- 無線クラブ
- 美術クラブ
- 囲碁将棋
- ロボット研究クラブ
- 茶道クラブ など