福岡県立東筑高等学校
2018年6月に創立120周年を迎えた、歴史ある東筑高校の文化祭に初めて行って来ました。私の中では、北九州で進学校として有名な学校なので、少し硬いイメージのあった高等学校でした。しかし文化祭会場を巡ってみると、元気ある生徒さんたちや、見学する人たちを進んで案内している生徒さんたちが殆んどで、とても雰囲気の良い、明るい学校という印象を受けました。特に校舎2階の2年生が開催していた、お化け屋敷やゲーム感覚のアトラクションは、行列が出来る程人気で、教室内からの大きな歓声や悲鳴が廊下の端まで響いていました。そして、やはり優秀な学生さんらしく、ピタゴラスイッチをモジった実験を紹介している教室では、観客みんなが感嘆の声を上げていました。各部活動が開催している教室では、食物部のお菓子などの販売が人気でした。子供にたのまれてクッキーを買いに行かされましたが、思った以上の行列に驚き、あっという間の完売前にクッキーを購入できたことに安堵しました。買いに行った本人は、クッキーは食べられませんでしたが、子供はとても美味しかったと喜んでいました。クッキー行列のお陰で、近所のお子さんが所属している化学部の実験の実演は見逃しましたが、白衣を着た科学者のタマゴたちが小さな子供に綿菓子を作ってくれていました。個人的には、生物部にある歴代からのセミの抜け殻や、実際に採取した蛇の抜け殻など、かなりインパクトが強かったです。文化祭会場を渡り歩く中で、校庭も見ることができました。折尾の住宅地の中に学校が在るにも関わらず、広い校庭であることに驚きました。ここで練習した球児たちが数年前の甲子園出場を果たしたことを思い出していました。また帰りに、近年に造られたような綺麗な建物があったので、近くの生徒さんに訪ねてみると、管理棟だと教えてくれました。エントランスを覗いてみると、甲子園出場の号外や高倉健さんのポスターが貼られていました。改めて高倉健さんの母校であることを認識させられました。正門の石畳の階段を下りて振り返ると歴史ある東筑高等学校が身近に感じられる気がしました。