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技術者育成



国立高専機構では、国立高専の持つ知的資源を活かして、地域の産業界及び地方公共団体の技術者育成を積極的に行なっています。その具体例として、社会システム改革と研究開発の一体的推進を目的とした、独立行政法人科学技術振興機構による「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムへの参加が挙げられます。ここでは、2008年(平成20年)よりたびたび国立高専が取り組んできた、技術者育成プログラムについて紹介していきます。

「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムの採択例

「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムの採択例

「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムとは、大学・高専の個性や特色を活用し、将来的に地域の産業を発展させたり、地域の社会ニーズを解決しうる人材を育成したりするためのプログラムです。対象は地域の大学、大学共同利用機関及び高等専門学校で、地元自治体との連携しながら、優秀な人材を輩出する「地域の知の拠点」を目指します。ひとつのプログラムにつき実施期間は5年間で、3年目には中間評価が公表されます。科学技術振興機構に採択されれば、年間最大5千万円の支援を受けることができます。これまでのような都心などの一点集中型ではなく、地方分散型の人材創出システムの構築を目指しています。いままでに採択された国立高専の採択課題の一例として、以下のようなものがあります。

豊田工業高等専門学校「ものづくり一気通観エンジニアの養成」

開始は2009年(平成21年)度、終了は2013年(平成25年)度。統括責任者は、末松良一校長。

実施概要
地域の製造業における中核技術者を目指す、意欲的な技術者及び高専学生を対象とした養成ユニット。豊田高専を拠点に、先進のものづくり企業、大学、そして愛知県産業技術研究所の「産学官」の三者が一体となることで、中小企業のリーダー的なエンジニアや、次世代の創造力豊かなものづくりを牽引する技術者の育成を図ろうと実施されました。企業の技術者と高専学生で編成されたプロジェクトチームで、工学基礎や専門的な実験について学んでいくとともに、伝統的な技術と他分野の技術、工学と実学を融合させたりしながら、アイデアあふれる生産システムの開発課題に取組みました。高専生や大学生はもちろん、地域企業や技術研究所など産学官らが協力した共同教育のもと、技術者と学生がともに学び、ものづくりを深め、開発できる技術者の養成を目的としたものです。
2011年(平成23年)度の成果報告
ものづくりの構想や企画から最終工程まで、一通りの工程を見通す能力を育てるこのプログラムは、豊田エリアの産業企業が求める技術者のニーズと合致する取組みだと高く評価されています。実際に企業で働く技術者と学生が混在するチーム編成で、実践的なプログラムを実施したことも、優れた点として評価されました。地元の経済状況が決して好調とは言えないなかで、中間時(3年目)の養成終了目標であった企業技術者10名、専攻科学生20名の養成修了目標人数を上回ることができました。今後、ものづくり産業の活性化に、この人材養成プログラムが貢献していくことが十分に期待できる内容となりました。今後の改善点として、グローバルに活躍できる人材を育てるべく、英語力やコミュニケーション能力に重点を置いたカリキュラムの充実も求められています。