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高専の学科 商船学科



商船学科とは、「海事技術者」の育成を目指す学科です。海事技術者とは、船舶運航だけでなく、物流社会での海上輸送や船舶管理・海上輸送管理に広くかかわり、海の環境を守りながら社会に貢献していく、言わば商船のスペシャリスト。特に近年では、日本には経常利益が数千億円を超える海運事業社もあり、商船業界はもはや製造業と肩を並べる程、勢いのある業界だと言えるのかもしれません。日本のこれからの産業基盤を支えるとともに、ものづくりの原材料や資源、食料の輸出を担う産業として、注目が高まっています。ここでは、そんな商船学科の学習内容について見ていきましょう。高専によっては、「航海コース」と「機関コース」との2コースに分かれていることもあります。

商船学科のカリキュラムの特徴

商船学科のカリキュラムの特徴

入学後はまず、船舶運航の概要を知るため、船にかかわる技術の役割と意義について学びます。続いて専門知識につながる基礎学習が始まります。具体的には航海学、力学、電気・電子工学、船舶英語などの専門基礎科目に加えて、コンピュータ、海洋実習、工作実習などの実技も行なっていきます。そこで学んだ基礎力をさらに発展させるための授業が、船舶の運航、システム、安全に関する基礎知識、コンピュータの実践的な活用法などです。また、高度な気象学、電波航法、造船、海運、ディーゼルやボイラ・タービンプラントの運転管理などの習得も目指していきます。最終段階では、いよいよ技術者を目指して実践的な学習が始まります。なかには海外で、帆船、ディーゼル船などの大型練習船、船会社の大きな商船を用いた乗船実習を行なう学校もあるようです。また卒業研究では、船舶の運航やシステムなどが主なテーマとなります。

海事技術習得の証明として「海技士免許」を取得

商船学科を卒業することで、三級海技士(大型船の幹部船員)の筆記試験免除、一級小型船舶操縦士(学内で習得可能)などの資格を修得できる高専が大半です。また上級海技士、無線通信士など、各種国家試験も目指すことができます。卒業後は海運関連業界で「船員」として船を運航するだけでなく、他にも海運関係企業での船舶管理・輸送管理を担当したり、貿易商社などで輸出入業務にかかわったりなど、様々な進路があります。商船学科の卒業生は、船舶における必要知識と安全管理が高く評価され、海運関係企業以外からの求人も少なくないようです。

商船学科の主な履修科目

船舶のスペシャリストとして必要な専門知識をはじめ、船舶をフィールドとしたシステム管理・構築能力、それらを有効に運用するためのマナーとシーマンシップ、そして応用力を養っていきます。最新のシミュレータやハイテクの練習船を用いた学習で理論と技術を学び、現場で役立つ即戦力を身に付けます。主な履修科目には、以下のようなものがあります。

  • 海上交通法
  • 海事法規
  • 海洋気象学
  • 航海学
  • 操船学
  • 内燃機関学
  • 水力機械学
  • 船舶安全工学
  • 熱力学
  • 電気機器 など