ご希望の高校・高専情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト高校・高専リサーチ

高校・高専情報

世界の高等教育/インド・ロシア・ブラジル



近年の経済成長が著しく、21世紀に大きな発展が見込まれるといわれているブラジル、ロシア、インド、中国。4つの国を指して、それぞれの国の頭文字からBRICsと呼ばれます。これらの国の特徴として、広い国土、豊富な天然資源、人口=労働力が豊富、労働力単価が安い、などが挙げられますが、教育の分野ではどうなのでしょうか。

インドの教育

インドの教育

まずは、インドの教育を見てみましょう。人口が10億人を超えるインドは、ヒンディー語と英語が公用語です。教育制度は州により若干の違いがありますが、義務教育は基本的に同じです。

インドの教育制度

インドの学校制度は5・3・2・2・3制です。義務教育は、6歳から始まる5年間の小学校と、3年間の中学校です。中学校を修了すると、2年間の中等学校に進学します。中等学校2年生(10年生)になると全国共通の公的試験を受験します。この試験に合格すると、上級中等学校に進学。さらに2年間勉強して、上級中等学校2年生(12年生)で再び公的試験を受験し、この結果によって希望する大学に進学します。

インドの教育水準

義務教育期間の公立学校は授業料が無料ですが、近くに学校が無い、人口が多すぎて学校校舎が足りない、などの理由から十分な教育が行き届いていません。公立学校ではヒンディー語や現地言語で授業を行ないます。

一方、幼稚園からの一貫教育を行なう私立校では英語で授業が行なわれています。公的試験や大学の授業は英語で行なわれるため、高等教育を受けるためには英語が必須です。高等教育を修了した学生は世界中の企業から声がかかる程優秀で、世界でもトップレベルの産業水準を誇るIT業界などで活躍しています。

ロシアの教育

ソビエト連邦の解体によって新しく生まれ変わったロシア連邦。国のための教育という側面が強かったソビエト時代から大きく変わり、多様な個人を育成する教育になりました。

ロシアの教育制度

4・5・2・5制の学校制度で、6歳から入学する初等学校のあと、基礎学校、高等学校、大学に進学します。義務教育は初等学校と基礎学校の9年間ですが、実際は11学年の高等学校まで一貫教育で行なう初等中等教育学校に通う学生が多いです。学校は公立校がほとんどで、義務教育段階の学費は無料です。

ロシアの教育水準

9学年までは共通の普通教育を受けますが、義務教育終了後は大学進学のためのコースと、職業技術学校に進むコースに分かれます。高等学校における大学進学率は2002年度(平成14年度)で約85%と高く、多くの学生が大学で学んでいます。

また、IEA(国際教育到達度評価学会)が行なう学力の国際的な調査、TIMSSを見ると、ロシアの教育水準の高さが分かります。調査は4年ごとに数学・理科の分野で行なわれますが、2011年(平成24年)の調査でも数学・理科両方において上位にランクインしています。

ブラジルの教育

最後に、ブラジルの教育を見てみましょう。ブラジルはポルトガル語が公用語です。現在の教育制度が確立されたのは1996年(平成8年)と新しく、2006年(平成18年)には義務教育が8年から9年に拡大されました。ここ数年は受験競争が厳しくなり、街中には多くの学習塾があります。

ブラジルの教育制度

ブラジルでは9・3・4制を採用しています。義務教育になっている小・中学校への入学は6歳です。4年生まではポルトガル語で学習し、5年生以上で英語かスペイン語を必修外国語として学びます。公立校の場合、義務教育までの学費や給食は無料です。15歳で普通科と専門科に分かれる3年間の高校に入学し、高等教育に当たる大学は4年間です。

ブラジルの教育水準

公立校は2部、または3部制で授業が行なわれ、働きながら学校に通うことができますが、低所得層の児童には留年や退学をする生徒がまだまだ多くいます。

一方、私立学校では特に専門科の教育レベルが高く、大学進学率も高いです。専門科には電気、電子、会計などの分野があります。公立大学は教育水準が高く、入学試験も難関です。