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世界の高等教育/ヨーロッパ諸国1



ヨーロッパの国々はそれぞれ独自の教育制度を持っており、義務教育年数も学校制度も国によって様々です。ここでは、世界の高等教育をリードするイギリスと、独特の高等教育機関を持つフランスに注目しました。また、1993年(平成5年)にEUが誕生し、教育現場においてはヨーロッパ各国で高等教育の互換性を高める動きが出ています。

イギリス

イギリス

イギリスの教育制度で特徴的なのは、大学進学希望者のためのシックスフォームという課程と、大学進学のために必要なGCE-Aレベルという統一試験です。イギリスには名門大学が数多くあり、入学するためにはシックスフォームで勉強し、GCE-Aレベルの合格を目指します。

イギリスの一流大学

イギリスの高等教育専門雑誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」が発表した「世界大学ランキング2012-2013」によると、200位までにランクインしたヨーロッパ圏の84大学のうち、イギリスの大学は31大学にも及びます。オックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界トップレベルの大学が多く、アメリカと並んで各分野における高等教育をリードしています。

フランス

フランスでは、日本の中学校に当たるコレージュを修了すると、進学を目指すリセと職業的専門知識の習得を目指す職業リセに分かれます。ユネスコの調査によると、高等教育における在学率は2010年(平成22年)で男性が50.1%、女性が63.5%で、先進国の中ではそれほど高くありません。

フランスの教育制度

フランスは5・4・3・3制を採用しています。日本の小学校に当たるエコール・プリメールにはすでに落第や飛び級があり、日本よりもシビアです。次の段階であるコレージュとリセ(職業リセ)は、6~7年間の一貫教育の場合が多いです。コレージュからリセ(職業リセ)に進学するときは入試がありません。進学を目指す場合はリセに入り、バカロレアの取得を目指します。

大学とグランゼコール

フランスで高等教育を受けるために、必ず必要な国家資格がバカロレアです。大学は3年間で、原則としてバカロレアに合格すると入学できます。

大学とは別に、フランスならではの高等教育制度として、グランゼコールがあります。グランゼコールに入学するためには、バカロレアを取得後、通常はリセに付設されたグランゼコール準備級を経て入学者選抜試験に合格する必要があります。グランゼコールは、難関といわれる試験を突破したエリートのみが入学できる学校なのです。

グランゼコールはフランスに約200校あり、理工系などの専門分野を学びます。その特徴は少数先鋭で、卒業後は各分野のエリートとして活躍しています。中でも、理工科学校、中央学校、高等師範学校、国立行政学院などが名門校として知られています。

ボローニャ・プロセス

1999年(平成11年)にヨーロッパ29ヵ国により署名された「ボローニャ宣言」では2010年(平成22年)までの「欧州高等教育圏」の創設が掲げられ、各国で取り組みが進められてきました。アメリカや台頭するアジアの大学と渡り合うために、ヨーロッパの各大学の互換性、競争力と魅力を高めることが目的です。2010年(平成22年)にカザフスタンが新たに加わり、47ヵ国と参加国は拡大しています。

具体的な取り組み

ボローニャ・プロセスにおける具体的な取り組みとして、各国の独自の学位制度を学士3年、修士2年、博士3年の制度に整理しています。国境を越えて複数の大学から学位を取得できるジョイント・ディグリー制度も促進されています。また、大学間での単位移行制度や単位互換、累積単位制度も進められています。この結果、外国で得た学位の認定が容易になり、学生の移動性が高まっています。

2012年(平成24年)のブカレスト会合では、2020年(平成32年)に向けて質の高い教育の提供、学生の就業力の向上、より質の高い学習のための流動性の強化を打ち出しました。